習い事の王道と言われる ‟ピアノ” に関する興味深い記事を
テレビでお馴染みの脳科学者である澤口俊之先生が著されたもの。
ピアノはスキルを伸ばすだけでなく、地頭(教育で与えられた
頭の良さ、知識の多さではなく、論理的思考力や
コミュニケーション能力)を作る万能な習い事だということが
脳科学的に証明されているそうです。
そして、8歳ぐらいまでに般化現象(いろいろなことが将来できる為のベースを作る能力)を起こし、
能力を伸ばす効果がある習い事をさせるのが望ましいそうです。
その習い事が今の時点では、
ピアノ、そろばん、サッカーなんだとか。
~習い事をさせるにあたって気をつけるべきこと~
特化したものばかりやってその成功に満足してはいけない。
受験勉強がいい例。受験勉強は勉強のスキルは身につくが、能力を伸ばすものではない。
あくまでも受験を勝ち抜くためのスキル。
いい学校に受かったからといって人生の成功ではない。
いい学校に入って社会に出てもドロップアウトしてしまう人はたくさんいる。
逆に、受験で失敗しても成功している人はたくさんいる。
つまり、人生を生き抜くために必要なのは、スキルだけではなく、自分の頭で考え、
自分で判断し行動できる能力・地頭が何より必要。そこを伸ばしてあげてほしい。
そして、わが子の目の前の成功や失敗に一喜一憂しないで。
あくまでも今は社会の中でうまくいきていく知能を育てている段階なので
もっとずっと先を見据えて見守ってあげてほしい。
わが子が自分の夢を持ち、将来それを叶え幸せな人生を送れるように、
わが子を信じて導いてあげてほしい。
テレビでは穏やかな語り口の澤口先生。
「ほんまでっか!」のさんまちゃんによくいじられてますが、
こんなに熱いハートの持ち主なんですね
地頭とか般化現象とか馴染みのない言葉ですが、
なるほど、と思うと同時にピアノという習い事が長年、
習い事ランキングの上位に位置している理由がわかった気がします。
レスナーへの身の引き締まるメッセージと受け止め、
生徒さんひとりひとりが人生を豊かに生きていけるように
寄り添って歩んでゆけたら・・・と、思います。