ぎん坊、支援学校高等部、卒業まであと1カ月ちょっとです。
学生最後の参観、体育館での作品展を見に行きました。
どちらも数日間に渡って実施されており、見に行く時間も参観する授業も保護者の自由。
今回は選択科目の木工。生徒7、8人。先生4人くらい。
何がびっくりしたかというと、プロ仕様の機械が木工室にずらりと並んでいたこと。
電動カンナ?やすり?(どっちだ?)の速い動きに押され気味ながら
黙々と木の表面をツルツルにして作業に取り組むぎん坊は、真剣そのもの。
家で‟こたつにミカン”でドリフを観ているぎん坊とは違う、学校での一面を
見せてもらいました
作品展。
小学生、中学生、高校生の力作が体育館に所狭しと並んでいました。
習字、絵画、Tシャツ染め、工作、手芸、などなど。
それぞれの年代に合ったテーマや技量で時間をかけて作り上げた事でしょう。
木工室から見える給食室の出入り口にぎん坊の男性担任がずっといらっしゃるのが
目に入りました。少しすると先生はそこを離れてこちらへ。
「卒業が近づいてくると誰かしら落ち着きなく、一日の浮き沈みの
とても激しい子がいるので、配慮がいるんです。」
言葉で気持ちを表せない子、クラスのソワソワした雰囲気に影響される子、
高ぶる、抑えられない感情を持ちながら行動してしまう子。。。
一人一人の障害の特性を熟知されている先生方がどの子にも目を配って
動いてらっしゃる様子に、有難い3年間を過ごさせてもらった感謝の気持ちが
沸々とわいてきました。
さあ!ぎん坊は卒業したら就労を目指す訓練に入ります。
学生の時の甘えが通らない事をジワジワ感じながら
規律正しい先輩にたくさん学んでもらいましょう。
そしていつの日か、働くぎん坊になってくれることを願っています