普段、あまり張りついて見ない24時間テレビですが、今回は結構見ました。
その中で何よりも心揺さぶられたのが耳の不自由な子たちのタップダンスの披露。
ステップは踏めても “コツコツ” という音が一切聴こえないのに
どうやってリズムをとるんだろう?疑問でした。
指導は世界的タップダンサーのHIDEBOHさん、サポートダンサーは嵐の松本潤さん。
生徒は画面に映し出される手指の1,2,3,4、を見てすばやくステップを踏んだり、
指導者の動きをひたすらマネたり、生徒同士のフロアに伝わる僅かな “振動” をキャッチして
リズムを体得したりして、独特の練習方法で乗り越えてきた事がわかりました。
出演の子たちは。。。
ある時、 “音色” のというものの存在に気づいたこと、
お風呂上りに父親に当ててもらっていたドライヤーの音が、ある日突然聞こえなくなったこと、
聞こえないが為の疎外感、いじめ…
やり場のない苛立ちを両親に激しくぶつけたこと、などを素直に話していました。
そういった苦しみ、悩み、不安、怒りを “力” に変えて挑んだパフォーマンスは
本当に気迫に溢れ、強い気持ちが全面に押し出されていました。涙涙
いつも妥協を許さず、コンテストで厳しい審査をするHIDEBOHさんが
意思疎通の取りにくい生徒の指導に相当悩まれた事は、
生徒のパフォーマンス後のHIDEBOHさんの溢れる涙から感じ取れたのでした
そして…
進み方はそれぞれ違っても、強い意志を持って地道な稽古を積んでひとつになって
やり遂げることは、マイナスの感情を “自信” や “エネルギー” に変えられるのだと
いうことを彼らから学びました。