わかっていました、この日が来るだろうということは。
2年半、病と闘い、春分の日に友は力尽きました。
今は、毎日が喪失感と虚脱感との闘いで・・・。しばらく続きそうです。
4年ほどのつき合いながら明るく魅力的な彼女といるのはとても楽しく
うちに泊まるなど親しい関係を築きました。
人生、どこでどんな時期でも友達ってできるんだ、と思わせてもくれました。
彼女の歯に衣着せぬ物言いに引く人もいましたが
真髄をついたことを言い、表裏の無いストレートな彼女が私は大好きでした。
授かることが叶わなかった‟こども”のいない寂しさを
お酒やタバコ、買い溜めすることなどで紛らわせていたことは
それらの半端ない量からも理解できました。
でもやはり、長年の生活習慣は確実に彼女の体を蝕んでいたのでした。
病の程度を知った時点で「不治」は予測でき、
主治医が「延命」に重きを置いて治療に取り組まれているのを
彼女のサポートをしながら見守りました。
治療の厳しさや副作用のきつさは想像をはるかに超えたものでしたが
その都度、彼女は果敢に乗り越え、
今回も次のステップに挑もうと努力していました。
月単位で体重が減り、免疫力も下がり、診察回数は増え
検査の数値の良し悪しに一喜一憂することも増えていきました。
それと共に、彼女の言葉やラインのメッセージは
「マッシュ(私の呼び名)と出逢えて本当に良かった、ありがとうね、いつも。」という文言が多くなりました。
わかってたのかな。。。
たくさん遺してくれた物や彼女の思いは
ずっと大事にして生きていきます。
彼女から最初にもらったニャンコの置物がリビングで今日も微笑んでます。