我が家の生徒、ぎん坊を紹介します。
彼はダウン症。支援学校の高等部2年生。
ダウン症はよく“天使”なんて言われるけど…
いやいやなかなかのオッサンであります。。。
先日の発表会、出演回数だけは11回と、ベテランの域。
でも、彼は楽譜が読めない。
どうやって曲をマスターするかというと…
かあちゃん先生が弾いたフレーズをひたすら真似して覚えるのです。
先生が弾く鍵盤の場所をじっと見る→真似して弾く→繰り返すこと30分
そのフレーズは最低3日は練習。そしてまた次のフレーズに進む。。。
曲の長さにもよりますが、覚えるまでは殆ど毎日つきっきりで
最低2ヶ月はかかるでしょうか。
ここ数年はかあちゃん先生との連弾を2曲。
10代を越えたあたりから“緊張”と“プレッシャー”を覚えてしまい
毎回、ガッチガチのいっぱいいっぱい
今回も弾き始めた途端、白黒の鍵盤、あれっ?えっ?どこ??頭の中が真っ白
そう…止まる、弾き直す、が2,3回。練習では間違えたことないのに
でも2曲目は落ち着きを取り戻し、決めてくれました
かあちゃん先生としては65点くらいの辛口
でも聴いてくださった方々からは思いもよらぬ賞賛のお言葉
音楽する心は伝わった?
ぎん坊、達成感!継続は力なり。。。
でも…
っ、っ、つかれた…。
レスナーの忍耐力がおおいに試される生徒さんです。